誰でも一度はアップルウォッチを買おうか考えたことがあるのでは?
アップルウォッチはAppleブランドの”オシャレさ”やiPhoneとの連動できる”便利さ”もありますが、特にウェアラブルデバイスとして健康状態を常時&リアルタイムで管理できるので、幅広いユーザーに人気がある機種です。
参考:Apple Watchのモデルを比較する(Apple公式)
アップルウォッチは2024年現在「SE」「シリーズ9」「Ultra 2」までApple等で販売されていますが、中でも「シリーズ9」は本体ケースの材質が「アルミニウム」か「ステンレススチール」の2種類が存在します。
他のアップルウォッチやApple製品では材質を選ぶということはないですし、アップルウォッチを本格的に購入しようと考えている人であれば、アップルウォッチのケースを「アルミニウム」と「ステンレススチール」どっちにすべきか悩むと思います。(本体価格も倍近く違いますし)
ステンレス製アップルウォッチで後悔する3つのポイント
特に「ステンレス」は他のアップルウォッチには無い選択肢なのでイメージしずらいと思いますが、実際にステンレス製のアップルウォッチを購入した人の中には一定数「ステンレス製のアップルウォッチにして後悔した」という意見も存在しています。
アップルウォッチの「ステンレス」を選ぶデメリットや、実際に後悔したポイントは以下の通りです↓
- シンプルに本体価格がアルミニウム製よりも高い
- ステンレスの方が光沢があるので傷が目立つ
- ステンレスの方が重量感がある(重い)
この後悔したポイントは正直カタログスペックでは分かりにくい部分もあるので、ステンレスを検討している人は把握しておくべきでしょう。
➀ 本体価格がアルミニウム製よりも高い
ステンレス製アップルウォッチを選ぶ際に、まず気になるのがその価格の高さです。
以下はApple公式で販売しているApple Watch Series 9の「ステンレス」と「アルミニウム」での価格の違いですが、なんと5万円も違います。
【Apple公式で販売しているApple Watch Series 9のアルミとステンレスの定価比較】
Apple Watch Series 9の材質 | 本体価格 (Apple定価/税込) |
ステンレススチール | 109,800円 |
アルミニウム | 59,800円 |
この価格差は、素材の耐久性と高級感に起因しますが、購入前にはその価格が自分の予算に見合っているかを慎重に考慮することが重要です。
この倍近い差額の分に対して、その価値を十分に反映するかどうかは個々のユーザーの使用頻度や期待により異なります。
もちろんステンレスの方がアルミニウムよりも材質的に強度が高いので耐久面では優れますが、かと言ってアルミとステンレスでアップルウォッチの性能面で違いがある訳ではなく、ステータス的な意味の方が大きいでしょう。
➁ ステンレス製は強度が高いが光沢が強いので傷が目立つ
ステンレス製のアップルウォッチはその耐久性で知られていますが、光沢のある表面が傷をより目立たせることもあります。
ステンレスという金属には「重い・錆びにくい・傷つきやすい」という特徴があります。材質名のステンレスは「ステイン(汚れ)レス(ない)」という意味があるほどで、ステンレスは一定の圧力を受けると急に弱くなる「降伏」という現象がなく、鉄よりも強度は高いです。
とは言え日常生活での小さな擦れや衝突が原因で、表面に微細な傷が生じることがあります。たとえば鍵や硬貨が他の金属との接触でつく微細な傷と似ていて強度が高くてもキズは付きます。
特にステンレスはアルミに比べても光沢が高く、微小な傷でも目立たせてしまうことがあります。
AppleWatchは初代のステンレスの使ってるけど結構細かい擦り傷が付いてる
でもステンレスだから擦り傷は全然気にならない
アルミだと傷が付いたら途端に安っぽく見える印象
あとステンレスモデルは画面がサファイアガラスなので一切擦り傷が付いてなくて今でもピッカピカよ
— あらみ (@Yu_Arami) March 2, 2018
逆にApple Watchで不便だったこと、まとめ
①充電が3日しかもたない
②充電ケーブルが重たい
③毎年の新モデルでコストがかかる
④ガラスやステンレスは傷がすぐ入る
⑥iPhoneを鳴らすボタンが地雷(聴講中に間違えて押す
⑦コンビニの電子決済が恥ずかしい(地方だと店員のお姉さまから声をかけられる pic.twitter.com/6XuvYI7HWC— 池田 泰延 (@clockmaker) January 18, 2018
もちろんアルミニウムに比べれば大きな傷はつきにくく、一般的なApple製品と比較してもステンレス製はかなり傷つきにくい部類です。
しかし完全に傷がつかない訳ではなく微小な傷は入りますし、その辺の期待感とのギャップや、傷で10万円以上の本体価値が下がってしまったという残念さから、このような後悔があるようです。
ステンレス製のアップルウォッチは資産価値としても高いので、日常使用において細かな傷が気になる方は、保護ケースやフィルムの使用を検討すると良いでしょう。
ちなみにApple Watch S9のステンレス製はガラス部分がサファイアガラスになっておりかなりの強度で傷がつきにくいです。(アルミニウムモデルはIon-X前面ガラス、ステンレススチールモデルはサファイア前面クリスタルを採用)
Apple Watch S9から一目でわかる様になった
ガラスの仕様違い。サファイアガラスの凄さは使った人しか
味わえない最強のガラスアルミ、ステンレスどっちも使って感じた
傷のつきにくさは本当にすごい。ultraはフレームに角があるからガラス面傷付きにくいけど一年経つ今でも一切傷なし。 pic.twitter.com/9GAhes4rmD
— 大ちゃん®︎ (@ri08na21) September 18, 2023
➂ ステンレス製は重量感がある(重い)
ステンレス製のアップルウォッチを選ぶ際に考慮しなければならいないポイントはその重量です。
こちらは傷などの細かい部分と異なり、確実にステンレス製とアルミニウム製で金属の密度が違うので確実に体感することになります。
ステンレスとアルミの重さ(密度)は以下の通りで、ステンレスの方がアルミよりも3倍近く重いです。
材質 | 密度 |
ステンレス: | 約7.7~7.9 g/cm^3 |
アルミ: | 約2.7 g/cm^3 |
実際にApple Watch S9の重量を比較してみると、アルミとステンレスでのアップルウォッチ本体の重量差は10g以上あります↓
Apple Watch S9 重量の比較 |
本体重量(g) |
ステンレス製: | 51.5 g |
アルミニウム製: | ・アルミニウム(GPSモデル):38.7 g ・アルミニウム、GPS + Cellularモデル:39.0 g |
ステンレスはアルミニウムに比べて重いため、長時間の着用による疲労感や不快感を感じることがあります。
特に、軽い装着感を重視するユーザーや、日常的に腕時計を着けない人にとってはこの重さが予想以上に負担となる事があります。
なので、購入前にAppleストア店頭やキャリアショップでアップルウォッチの実物を手に取り、自分の腕で試着してみることをおすすめします。
アップルウォッチはアルミとステンレスどっちがいい?違いと比較
という事でアップルウォッチ(Apple Watch S9)のアルミニウムとステンレスでの違いについて比較してみます↓
【アップルウォッチのケース:アルミニウムとステンレスの違い】
見た目 | ステンレス | アルミニウム |
カラー | ・ゴールド ・シルバー ・グラファイト |
・ピンク ・ミッドナイト ・スターライト ・シルバー/RED |
価格 | 109,800円(税込) | 59,800円 (税込) |
モデル | ・GPS+セルラーモデル | ・GPSモデル ・GPS+セルラーモデル |
重量 | 51.5 g | ・38.7 g (GPSモデル) ・39.0 g(GPS + Cellularモデル) |
前述したステンレス製アップルウォッチの後悔ポイント以外にも、アップルウォッチの選択肢として、カラーバリエーションやモデルの選択肢が異なる事が分かります。
カラーバリエーションに関してはアルミニウムは「ミッドナイト」「スターライト」「シルバー」「ピンク」「RED」の5色なのに対して、ステンレススチールは「グラファイト」「シルバー」「ゴールド」と高級感のある3色となっています。
またケースのアルミニウム or ステンレススチールが選択できるのは「GPS + Cellularモデル」だけとなっており、GPSモデルを選ぶ場合はアルミニウムのみ=ステンレスは選択できません。